〜オープンデッキのある家〜

北側外観

 

アダンの実をくぐってのアプローチ

 この住宅は、名護市の区画整理地域内に計画された内外打ち放しコンクリ-ト仕上+片流れ屋根を持つ(木造小屋組)シンプルな混構造の住宅である。

 

南側外観

居間の延長として使える雨端空間

 三方隣地に囲まれた敷地で、プライバシ−の確保と内部・外部空間とのつながりが大きな課題となった。幸い北側(全面道路)に、遊歩道を含め巾20Mあまりの大きな河川が流れ、遠くは勝山の山並みが眺望出来る場所にあり、その眺めを内部空間に導くため、北側へデッキを張りだし食事室部分をあえて中二階へ配置する計画とした。居間・和室は、アマハジデッキを部屋の延長として設け、庭とのより一体化を意識した計画としている。

 

外の眺めに向けて設けられたオープンデッキで部屋の延長として利用

 

居間

構造計画-混構造

ロ−コストということもあり、躯体構造をシンプルにまとめるため、構造上許される部分を混構造(一部木造)を採用した。(一部2階床・南側デッキ・屋根部分等木造としている。)

 特に屋根部分を木造にすることは、沖縄での夏場の輻射熱からの開放にも有効な工法である。

 
 

食事室

吹抜より居間を見下ろす

居間上部の吹抜け

   
 

中2階にある見晴らしの良い食事スペース

   

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