アルファスズメダイ
全長 9センチ
長い間この稿において、コガネスズメダイの若魚をこのアルファスズメダイの幼魚と誤認していた。 このたび、晴れてそれぞれが別の魚であることが
彼らは水深30mほどの岩棚で、他のスズメダイたちに混じり、ポツンポツンと見受けられる。 取り立てて美しいわけではないその色彩、なおかつ長居しづらい水深のため、あえてこの魚を観たいというマニアックなゲストはそうそういない。
でも、「アルファ」などという聞きなれない名前からもおおよその見当がつくとおり、わりと最近名前がつけられた魚で、最近出版された図鑑でも「日本ではやや稀種」という扱いになっている。
稀ではあっても、いる場所はいつも同じなので、観ようと思えばいつでも観られる魚ともいえる。 ただし個人的には、この魚を撮るために深場で時間を費やすくらいなら、その周りにたくさんいる美しいスミレナガハナダイと戯れているほうがよほど楽しいのだった。