島へ発送する荷物についてのお願い

 島内郵便・宅配便事情について、少し詳しく紹介いたします。

 まず、郵便物の場合。

 島内には郵便局はありません。
 郵便物は、郵便局の水納島担当おじいが連絡船に乗ってやってきて、各家に届けます。ダイビング器材などのように大きな荷物がある場合は、事前に桟橋まで取りに来るよう電話してくれます。
 逆に島内から郵便物を出すときは、そのおじいに出したいものを渡さなければなりません。その日自分の家に郵便物が届く場合はそれを受け取る際に渡したり、たとえ不在でも玄関に置いておけばピックアップしてもらえますが、届く郵便物がない場合はおじいは家までは来ないので、連絡船で帰ってしまう前に手渡す必要があります。

 その際、たとえば雑貨屋さんの通販で商品を送る際の代引き郵便などのように料金が発生する場合は、おじいが郵便局で立て替えてくれて、それを翌日以降に彼に支払う、という方法をとっています。

 そんなおじいがやってくるのは、この季節なら朝10時の連絡船。ゆうパックもそれで届きます。
 ダイビング器材なども、80を過ぎたこのおじいが連絡船に載せているのです。
 で、我々が家にいれば、電話連絡をもらって桟橋まで受け取りに行くことができますが、シーズンになると海に行っていることが多くなります。判子も押せなければサインもできず、おじいは重い荷物をうちまで運んでくることになってしまいます。

 なので、宛先はクロワッサンではなくご宿泊予定の民宿にしていただいたほうが便利なのです。

 次に、宅配便の場合。

 宅配便の場合は、業者が連絡船に乗って島までやってきて、各家に配送するわけではありません。当然ながら。

 業者が関わるのは、連絡船に載せるところまで。
 その後、荷物を載せたことを電話連絡してきます。なぜか各社一様に要領を得ない電話ですが……。

 その電話を受け、桟橋まで受け取りに行くわけです。当然、海に行っていたりして我々が不在の場合は、桟橋に荷物は降ろされるものの、それっきりになることもしばしば。例外的に船員さんが家まで運んできてくれることもありますが、毎回毎回お願いするわけにはさすがにいきません。

 ですので、宅配便の場合はなおさら、ご宿泊予定の民宿宛にしていただいたほうが、荷物のためには無難なのです。

 昨シーズンまでのようにスタッフがもう一人いて、そういった荷物を受け取り次第宿に運べる体制であれば何も問題はないのですが、今シーズンは今のところ夫婦二人でやりくりしているために、みなさまには大変ご不便をおかけしております。なにとぞご協力くださいませ。

 ただし、クロワッサンには滅多にないものの、5個10個とまとまった荷物の場合は、さすがに宿の方に任せてしまうのは申し訳ないので、当方宛てで、到着日を事前にご連絡くださいますようお願いします。宅配便の場合は、できれば午後5時の便で載せるよう、業者へリクエストしてください。

 なお、ゆうパックにしろ宅配便にしろ、島から荷物を発送する際は、着払いでよければ出すことができます。ただし渡久地港(本島側)の水納海運券売所までご自身で運んでいただく必要があります。

 以前までは、後日に連絡船に載せ、船員さんに事務所まで運んでもらうという手もあったのですが、今ではポンツーン桟橋になって事務所まで遠くなってしまったために、さすがにダイビング器材のように重い荷物をお願いすることはできません。

 なにかと不自由なのが離島の暮らし、みなさまにおかれましては、それも旅情のひとつとご理解たまわりますよう…。

 業者が最後まで配送しないとはどういうことだ!……とか、

 おじいだからといって、どうして重い荷物を遠慮しなければならないのだ!……とか、

 都会で街暮らしされているような「消費者の権利」をけっして声高に叫んだりしないよう、くれぐれもお願い申し上げます。
 通販で商品を購入する際、代引きでお願いしようにも、こういう離島ということでそれが叶わないこともしばしば。そういったクレームのせいでさらに配送が取りやめられたりすると、我々は余計に不便になってしまうのです……。どうぞご理解くださいませ。