Cカード取得講習の実際

現在クロワッサンでは、雑貨屋さんとの併営の兼ね合いと、スタッフ僅少の制約もあり、ハイシーズン時には講習をお受けすることができません。梅雨時など、空いた時間でしたら可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

どこで講習を受けようかお悩みの方は、長いですがまず下記をお読みください。
もうクロワッサンで受講する、と決めている方は
こちらからどうぞ。

都市型ショップと現地のショップ

 下記スケジュールのみお読みいただいた限りでは、「なんだ、Cカードって簡単に取れるんだ」と思われるかもしれません。ですが、本来スクーバダイビングというものは、3日や4日の講習ですべて不足なく修得できるものではありません。したがって当店に限らず、リゾート地での講習は、受講される方の滞在期間という制約がある点で、都市型のプロショップの講習とは違ったものであることは否めません。

 都市型プロショップの利点は、自身の都合に合わせて通いながら、理解するまで、習得するまで講習を受けられる、ということです。
 ただしこの場合、その選んだショップがいいところだったら、という条件が付きます。
 昨今のダイビング業界は利益をどん欲に追求するようになっているので、受講者は格好のターゲットになっています。
 まず、低価格の広告で客を寄せ、何も知らないことをいいことに高価な器材を次々に購入させ、広告では低価格なのに実際受講してみると様々な有料のオプションが義務づけられたり……。そしてようやく修了した、と思ったら次のステップを踏まないとツアーには連れていけない、などといわれてまた講習……。
 それでも講習自体はきっちりやっている、というところならまだいいのですが、ショップによっては、極論すると高価な器材を購入すれば認定証がついてくる、というくらいのところもあるようです。

 こうなると都市型プロショップで受講しようとする場合、どこのショップにすればいいのか、ということがかなり重要になるわけです。
 その参考に、と、数あるダイビング雑誌をご覧になる方もいるのでしょうが、はっきり言いまして、ダイビング雑誌はあてになりません。そもそも彼らは広告収入で食っているのですから、クライアントと消費者とどちらに目が向いているか、といえば、7:3くらいでクライアントなのです。いや、8:2?9:1?10:……。

 こうなってしまうと、何も予備知識のない方がプロショップを選ぶのは、かなり大変であることがおわかりいただけると思います。

 では、当店のような現地で受講する場合はどうでしょうか。
 実際に海で行う実技の量や、初級ランクの講習にも関わらず講習料金にはじめからボートダイビングが含まれていることなど、現地ならではの利点は数多くあります。高価な器材をたきつけられることもありません。講習終了後ファンダイビングとして訪れればアフターケアー(つまりファンダイビング時の補講のようなもの)もばっちりです。

 でもこれも明らかにいいところだけを見ている話です。

 前述の通り3日や4日の講習で、各指導団体ごとに本来定められている技量や知識が完全に身に付くはずがありません。理解したのか、習得したのか、自分でもよくわからないまま講習は修了し、晴れて認定証が後日渡されます。
 3日間で帰らなければならない技量未熟のお客さんに、あなたは不合格です、と厳格に言い渡している現地ショップがはたしてどれくらいあるのか、というのははなはだ疑問です。
 当店なども、そういった場合は仮修了、ということで受講者に自覚してもらい、最初のファンダイビングは必ず当店で、と受講者にお願いしています。つまり実際のファンダイビングで補講をするわけです。

 いずれにしてもよほど勘のいい人でない限り、3日や4日間での講習では、たとえ認定証を受領したとしても、未熟も未熟、まったくの不完全ダイバーである、という自覚が必要です。
 講習終了後は、その事実を踏まえたうえでダイビングを楽しんでいただく必要があります。いざファンダイビングという場合は、自身の技量を現地での引率者に余すところなく伝えないといけません。
 現地でのそういった蓄積と、自身の向上心によって、徐々にダイバーとして上達していく、と思ってください。取得後いきなり引率者無しで不慣れな人同士のみのダイビングをするなどもってのほかです。

 Cカードを取得したいのに、これではますますどうしたらいいのかわからなくなるかもしれません。しかし安易に考えることなく、しっかりと見極めてお決めになられたほうが後悔しなくてすみます。
 最近では様々なHPでその目安となるような情報を得られるようになっています。消費者、つまりお客さんサイドに立ったものが、最も参考になるはずです。 

 なお、当店で取得可能なCカードはNAUIというメジャーな団体のものです。大元はアメリカなので、世界中どこでも通用するCカードですからご安心ください。

 ただし昨今の国内事情では、現地ダイビングサービスではまったく問題ないものの、都市型プロショップなどでは、その店の団体のものでないと自社主催のツアーに連れていけない、と言われることもあるようです。

スケジュール(クロワッサンの場合)

Cカード取得コースには、実技と学科の講習があります。水納島には、当然ながらプールなどはないので、実技はすべて海で行います。

初日

午前中はリーフ内でスキンダイビングの講習を行います。午後は、そのスキンダイビングがスムーズに進めば、リーフ内でタンクを背負い、スキューバダイビングの実践に入ります。

二日目

午前は前日に引き続きリーフ内でスキューバダイビングの講習を行います。午後は、いよいよボートに乗ってボートダイビングの実際と、浅いリーフ内ではできない実技を行います。

三日目

午前中はボートに乗り、前日の続きを行います。午後は、それまでの講習の成果を試す意味でのファンダイビングの実際です。

 以上は、4泊5日で滞在される方で、中3日ある場合の標準的な日程です。3泊4日でも、午前中に来島いただければ、ほぼこのようなスケジュールになりますが、滞在期間に関わらず、進み具合には個人差があるので、誰でもこのように進める訳ではありません。3日目の午後も講習になることもあります。とはいえ、最低まるまる3日あれば、実技を終了することができます。

 学科講習は、午前午後の実技の合間に行います。つまり、受講される方の滞在期間が長ければ長いほど、ゆとりを持って講習できますし、ぎりぎり3日しかないと、少しばかり忙しい、ということです。まあ、水納島は、民宿から海まで徒歩3分、民宿からクロワッサンアイランドのショップまで徒歩3分、ショップから海まで徒歩5分、というロケーションなので、移動に費やす時間はないに等しいですし、そもそも当店は講習を一度に大勢受け付けないので、ほぼマンツーマンで(グループで受講される方はその1グループのみで)行います。慌ただしい、というものではありません。

備  考

 3日3晩頭と体を使い続けますので、体力的にはけっこうハード、と感じられる方がいらっしゃることも事実です。

 滞在期間中、お客様の体調不良や、台風などの天候急変により、スケジュールが完遂できないことがあります。その場合、料金や認定証発行の可否については進行状況等に応じて対処いたします。

前もって用意しておいたほうがいいもの

水着
 
ダイビングに関してお持ちいただくのはこれだけで大丈夫です。その他の器材はすべて受講中レンタル器材をご利用いただきます。もちろん別途に料金はかかりません。

筆記用具
 学科講習の際に必要になります。もちろんお忘れの際はお貸ししますが。

健康診断の受診
 
呼吸器系や循環器系、耳鼻咽喉その他に不具合があると、場合によっては生命の危機にもつながりますので、健康診断を受診し、スクーバダイビングを行っても差し支えないことを事前に確認しておいていただく必要があります。受診されずに申し込まれる場合、未受診に起因する事故については当店は責任を負いかねる、という旨承諾していただきます。また、高血圧、心臓病、その他、発作を起こす可能性のある持病をお持ちの方は、専門医の許可を得ていただかないと受付できないこともあります。

各種保険の加入
 
講習中、受講される方の安全に対しては万全を期しています。しかし、自然相手のレジャーである以上、万一、万万が一、ということも起こり得ます。もちろん講習主催者としての保険に加入しておりますが、各自で加入されていたほうがより確実であることはいうまでもありません。一般の傷害保険でもダイビングによる死亡・傷害などに適用できるようになっています。
 受講する前から死亡・傷害などというと恐れられるかもしれませんが、車の場合も事故をまず考えて任意保険に入るのと同様、ダイビングの場合も、自身の事故に備えておくに越したことはありません。リスクをともなうレジャーである以上、そこまで考慮されていたほうがいいと思います。

未成年者の場合は受講に関する保護者の承諾書
 
これも万一の場合に備えてのものですが、保険と違い、受講者が万一に備えるものではなく、当店が万一の場合に備えるものであることをご了承ください。