「海辺のカフカ」の登場人物、佐伯さんから、想起したので、再読する。 この作品の魅力は女性キャラクターのユニークさだろう。 エロスだけに惹かれる人もいるだろうけど、気取った言い方すればエロスとタナトスの問題か。 自分としては、そのキャラクターの中に重なり合う人を知っていただけに、この作品を読むとやや切なくなる。が、やはり、この主人公と同様、記憶は薄れていく。 「もっと肩の力を抜けば」と主人公が直子に言った時 「肩の力を抜いたら、私はばらばらになってしまうのよ」と直子が怒って答えるところが印象に残る。 それにしても悲しいお話。ビートルズの歌ももの悲しいけど。 |