いよいよ小学校を卒業し、中学に入った倫太郎とその仲間たち。
半分、大人の世界に足を踏み入れる。

子供どうし、あるいは、あんちゃんと子供たちの会話は、相変わらず、生き生きとして引き込まれる。
子供がほんとにこんなむつかしい会話を交わし、理解できるのかと思う人もいるだろうが、私は子供の方が大人よりもある意味では賢いと感じている。
言葉そのものではなく、その裏にひそむ真実をかぎわける能力において。
逆に大人どうし、それも母親どうしの会話などは、大人がこんな核心に迫った話をするはずがないと、ちょっと醒めてしまう。
教育に対する灰谷氏の思い入れ、良い意味では理想、悪い言葉では気負いが感じられて、読み飛ばしたくなる箇所もある。
ただ、実際に現場に立っている教師であれば、何か感じるものがあるかもしれない。

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