倫太郎という男の子の、保育園から小学校高学年までの成長記。
倫太郎はわんぱくという一語では表現できない、たがにはまらない少年です。
その少年に翻弄されながらも、その性質を決して否定しない保育園の先生や園長、そして、父母。
倫太郎の言動に困惑しながらも、やがては倫太郎に影響を受けて変わっていく小学校の教師。
こどもに教えたり、しつけたりするのではなく、「こどもに添うてあげる」というおとなの心構え。
灰谷氏はこどものことばと行動をほんとによく観察しています。
それでいて、その視点はこどもの視点ではなく、おとなの視点に立っているところがすばらしいと思います。
すべてのおとな、特に父母や教師が、このような視点に立てば、こどもも変わり、おとなも変わっていくことでしょう。

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