応募当日の日記
■2004/11/03 (水) グリム童話賞応募
締切ぎりぎり。
なんとか、かんとか、という感じ。
締切が公休日という公募は、ありがたい。
締切ぎりぎりにしか集中できない。
日曜日に4枚まで書いて、テンションが上がらずそのまま。
今日7枚書いて計11枚。それから1枚削る。
ほとんど推敲する時間なし。
でも、いい出来、だと思う。
少女の一人称で語る話が一番しっくりくる。why?
応募規定があいまいなので、とじずに出したが、ほんとにとじなくていいのかと不安は残る。
去年はいったいどうやって出したのか、全然記憶にない。
「光」がテーマで、光を出す具象的な物について書いたが、考えてみれば抽象的、精神的な話でも良かったかもしれない。
何げなく「目に光がもどった」という一文を書いた時に、はたっと気がついた。
ま、自分の今回書いた具象的な話も、非常にいいお話だと思うけど。
応募翌々日の日記
■2004/11/05 (金)
一昨日、グリム童話賞に送った作品、いい出来だと思っていたが、よくよく考えてみると、パターンにはまっている。
いい出来だと自分で感じたのは、それが古今東西の物語のパターンに合致していたせいだろう。
パターン化すると平均点は確実に超えるけど、突き抜けるのはむつかしい。
しかし、意識的に突き抜けようなどと考えると、かえってつまらない話になる。
むつかしいなあ。
朗報到着の日の日記
■2005/01/21 (金) 朗報
朗報がありました。うははは。
こういう知らせを受けるのは2年ぶりのことなので、興奮して気持ち悪くなるぐらい。
今はかなり冷静になって、冬物買わなければなどと考えています。
最低気温はマイナスのようだし。
実は冬物のスーツは1着も持ってません。
以前東京で生活していた頃は何着ももってましたが、沖縄に戻ってからは着る機会もなく、そのうち太って着られなくなったのです。
詳細は来月の連休後に公表します。
と書けば、おおかた推測可能だとは思いますが。
公表しちゃいけないということはないでしょうが、正式発表までは控えた方がいいかなと。
だったら、正式発表まで黙っていればいいのにとも思われそうですが、かなり嬉しかったので、ちょびっとだけでも公表したかったのです(^^;
あきらめずに努力すれば結果がついてくることを再確認して、またモチベーションが高まってきました。
■2005/02/13 (日) 受賞作
主催者からの許可を得ましたので、グリム童話賞受賞作(佳作)「あかり屋さん」を創作童話に掲載しました。
この作品の選評ですが、
しっとりした語り口が好ましく、心なごむ作品。星→月→お日さま、それぞれの光が美しく描かれ、文明の利器においやられる悲しさもにじみでている。ラストのところで、「酒屋に月の明かりが良い」というのは、せっかくのメルヘンに少しなじまないのではないかとの意見もでた。もっと別な表現だったら、さらに高い点が集まったかもしれない。
これについては、レセプションの席で審査員の方に、直接言われました。
実は、この作品書き上げた時、私が一番ひっかかっていたのもこの表現でした。
居酒屋以外に何かないのか、悩んだのですが、締切に間に合わないため、妥協してそのまま出したのです。
審査員の方に、「(居酒屋が)お好きなんですか」と言われちゃいました。
確かに、主婦の方なら、この場面で居酒屋などは出さないでしょう。
恋人達の集う喫茶店とか、教会にすれば良かったと今では思っています。
安易な妥協はやはり駄目ですね。
ここで妥協しなければ、賞金が0から10万あるいは20万になったかもしれません(^^;
佳作は賞金0なのです(;.;)
今回は大賞がなく、優秀賞2名、佳作2名でした。
授賞式についてはあまり語ることがないのですが、後でまた書きます。
ひとつ、来年のために書き記せば、
グリム童話賞の応募規定で、のりで貼り付けるな、ひもで綴じるな、というのがありますが、これがどういう理由なのか聞いてみました。
主催者側としては大量にコピーをとる必要があるからとのこと。
ですから、まったく綴じずにそのまま封筒に入れてもいいし、クリップでとめてもいいとのことでした。
来年からは、これで悩まずにすみます。
授賞式の記録
■2005/02/13 (日) 授賞式報告
授賞式は2月12日午前11時から、グリムの館にて行われました。
絵画コンクールの入賞者の表彰も一緒で、受賞者は全体で30名以上。
表彰でかなりの時間がかかりました。
それでもトータル40分ぐらいなので、正直言うと、あわただしい感じでした。
スピーチは、絵画と童話で代表1名ずつ。
童話の方は優秀賞の方が行いました。
個人名書いていいのかわからないので控えますが、あっちこっちで賞とってる方です。
私もスピーチ考えていたんですが(^^;
授賞式が終わってから、グリムの館2階でレセプション。
立食形式。
ここで優秀賞の方2名にご挨拶しました。もう一人の佳作の方はニュージーランドからの応募で、みえてませんでした。
それから審査員の先生方にもご挨拶、と言うか、私はどなたが童話の審査員なのかわからず、あちらから話しかけられて気づいたのですが。
レセプションは1時間弱で、これもやっぱりあわただしい感じがしました。
他の方々はそう感じなかったかもしれませんが、私の場合、沖縄から1泊で行ってるので、できればもう少し長くおつきあいいただきたかったのです。
たとえば、食べ物ですが(何で食べ物なのよ)
まず最初にチキンの唐揚げ1個、餃子1個を口にしました。
巻きずしといなりずしに手をかけようとした時に、審査員の先生に話しかけられて取ることあたわず。
お話終わって、さあ食べようと思ったら、お皿の上には何も残ってません。
絵画の部で入賞した子ども達とそのご家族の方が回りにいっぱいいて、あっという間になくなったようです。
それでも、(偉い方々がいっぱいいる)他のテーブルまで遠征して、何とか巻きずし1個、いなり寿司1個をゲットしました。
最後に、これで終わります、という宣言の際に、あわててデザートのいちご1個と、ぶどう2粒口にしただけ。
よく覚えているよな、いやしいよな、と思うものの、ほんとに食べたものはこれだけ。
ビールも小さなグラスに3杯だけ。もっと飲みたかったのに。
余談ですが、その後羽田空港で6時前に食べた夕飯は、縦横15センチぐらいの正方形のお皿にのったキーマカレー。
ご飯の量はお茶碗の半分もないでしょう。
食べた後でナポリタンあたりを追加注文しようかと思ったほど。
審査員の先生と何を話したかと言えば、例の居酒屋云々がなければね、というのがまずひとつ。
あと、沖縄の話。
そして、児童文芸家協会への勧誘。
式次第を見ると、審査員の先生方はみんな児童文芸家協会の理事の方々です。
優秀賞を取った方の一人は既に加入していて、もう一人は、回りに児童文学の仲間がいないのでぜひ入りたいと言ってました。
私はと言えば、この先も児童文学に本気で取り組むのか定かではないし、ご大層な経歴もないし、ちょっと口を濁しました。
こういう協会にはいると、何がどうなるんでしょうね。
早く食べたいと視線がテーブルの上をうろうろして、この件については質問さえもしませんでした。
創作の上で何か得るところがあれば、考えてもいいのですが。
余談ですが、
今回の応募者は一般の部が590編。中学生以下の部が39編でした。
中学生以下の部は大賞1人、奨励賞2人、特別奨励賞1人なので、入賞確率がかなり高めです。
去年も応募数は30編だったし、子ども達にはねらい目の賞ではないでしょうか。
■2005/02/20 (日) 二人称
先日、グリム童話賞の中学生以下の部は応募総数が少ないので、ねらい目の公募ではないかと書いたが、そうでもなさそう。
今頃、中学生以下の部の入賞作を読んだが、おとなの部にひけをとらないほど、うまい。
アイデア自体はどこかで読んだようなものばかりだが、文章がいい。
奨励賞の作品で、二人称を使って書いているものがあるが、おとなでも二人称でこううまくは書けないのではないか。
月に恋して月になりたがるねずみの話だけど、主人公がねずみではなく人間の女の子だったら良かったのにと思う。ねずみにする必然性はまったくない。それがちょっともったいない。
作者は小学生ではなく中学生だと思うが、こういう子ども達がそのうちおとなの部に応募するようになるのだから、手強い。
作品集だけ授賞式の前に送ってくれていたら、その子と話がしてみたかった。
おとなの部の受賞者とも、作品のことで話ができたのに、と思う。