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書き上げた日の日記
■2005/03/27 (日) 恐竜児童文学
ほぼ推敲終わり。
昨日、11枚から10枚にする過程で4割ほど書き直す。
ここまで書き直すのも珍しい。
今日また見直して2割ほど書き直す。
ラストを大幅変更。
昨日の時点では、努力すれば何でもできる、みたいな脳天気なラストだったが、よくよく考えてみれば、人生そう単純なものではない。
身障者などのように、どれほどがんばっても健常者と同じことを互角にできないケースもある。そういう時に、別の道があるはずだ、という視点のラストに変更した。
脳天気なラストの方が楽しくて書き上げて高揚感もあった。勝山再訪間違いなし、と思ったのだけど、現実的な視点にたったものは、ちょっとだけ哀しい気持ちになる。
恐竜児童文学で、どうしてそのようなラストなのか? と思われるかもしれないが、内容については受賞後に。<----結局は、自信満々(^^;

朗報到着の日記
■2005/07/30 (土) やったぜ
詳細はまだ書けませんが、朗報が入りました\(^O^)/ぅお〜
土曜日の朝9時過ぎの電話だから、思わず客先からのトラブル関連かと身構えましたが(^^;
自信がある、かつ、愛着がある作品、かつ、どうしても受賞したい賞だけに、落ちたらものすごく落胆しただろうと思うと、とにかく嬉しいです。
ありがとうございました>主催者様、審査員様
 
授賞式の記録
■2005/10/30 (日) 恐竜児童文学大会
勝山で行われた恐竜児童文学大会に行ってきました。
私の作品は「第20回国民文化祭福井県実行委員会会長賞」でした。

http://www.city.katsuyama.fukui.jp/bunka/kokuminbunkasai/index_kk.html
自分の作品が一番さ、と思ってましたが、作品集読むとみんなうまいですね。
これではなかなか1等賞とれないのも無理ないと思います。
5年前同様、今回も旅費・宿泊費を出して頂いた勝山市のみなさん、ありがとうございました。
うまいもん祭りでは1,500円分の食券までいただいたし、ミュージカルも無料で見せていただいたし。
ミュージカルに出演した子ども達が、出口で「ありがとうございました、ありがとうございました」と明るい声で連呼しているのが嬉しかったです。
審査員の先生方も、ありがとうございました。

■2005/10/31 (月) 恐竜児童文学大会レポ1
どこから書き出そうか迷ってしまったので、とりあえず時系列で。まずは余談から。
28日金曜日の朝、5時半起き。眠い。
7:40の便で那覇空港から小松空港へ。
隣の席に座った60前後の男の人の酒臭いこと。
朝まで飲んでたという雰囲気。
半袖のポロシャツ1枚でサンダル履き。当然靴下はなし。
驚いたのは、その人と福井駅行きのバスで出くわした時の姿。
かばんも持ってなければ、上着も着てない。飛行機に乗っていた時の姿そのまま。足下も同じ。
日帰りならわかるけど、朝一番の便ということは沖縄で最低1泊はしているはず。それなのに荷物がまったくないなんて。
福井は秋晴れの良い天気で、日なただとジャケット着ていると暑いが、ジャケットぬいで日陰に入ると肌寒い。
さすがにその男の人も寒いとみえ、バスでは陽の当たる席に移動してきた。
福井駅でおりて食事する場所を探していたら、その男の人とまた会う。
駅とは反対側に向かっていたので、地元の人か?
いったいこの人はどういう人なのか、思わずつけてみようかと思ったほど。
さらに余談。お昼は、かに丼。親子丼の鶏肉がかにになっただけ。おいしかったけど、卵はもう少し抑えた方がさらに良かった。
福井駅に着いたのが11時頃。食事終えたのは11時半。
交流会は18時からなので、かなり時間が余る。
どうしたものか迷ったが、永平寺へ行くことにする。
永平寺は5年前も行って結構気に入ったところ。
京福電鉄がつぶれて今はえちぜん鉄道。
サポーター制みたいなのがあるらしい。
勝山行くのはこれしかないのだから、がんばってほしいものだ。
線路が変わって直接永平寺まで行くのかと思っていたが、以前と同様、永平寺口でバスに乗り換え。
永平寺の中は前にも入ったので、あえて人混みに入ることは避ける。
山の方に上っていく路はあまり人が通らないので、そこを行く。
巨木をぐいっと見上げると、ほんとにすごいと思う。
小さな滝もある。
わらべ地蔵というのがあって、小石を積み上げたのがいくつか見受けられる。誰が積んだのだろう。
途中で「まむし(毒蛇)に注意」の看板がいくつもあって、引き返す。
でも、入口の案内を見ると山の上にはダムがあって展望台もあるらしい。
まむしぐらいで引き返すのも惜しいと思って再度チャレンジ。
ところが、今度は「クマ出没中」の看板が。
完全に戦意が萎える。

■2005/10/31 (月) 恐竜児童文学大会レポ2
永平寺前のみやげ品売り場で「喝」と背中に書かれたTシャツを買う。
交流会あたりで、機会があれば上着を脱いで「これが目に入らぬか」などとやってみようと思っていたけど(^^;
永平寺口に戻るバスに、小学校低学年の子ども達7,8人が乗ってくる。あまりの騒がしさに運転手がしーっと言うが、誰も言うことを聞かない。
でも、降りるときにはみんな「ありがとうございました」と元気な声で運転手に頭を下げていく。かわいい。
勝山には15:30に着いて、それから恐竜博物館へ。
100円均一のコミュニティバスがあって、それに乗る。
途中でつえをついた小柄なおじいさんが乗ってくる。
健康施設みたいなところへ行ったようで、何と帰りのバスでもまた乗ってきた。
途中の商店街でひとり降りてよちよちと歩いていく。
こういうお年寄りがひとりでバスに乗って出かけられる段差の低いバスというのは、いいものだなと思う。料金も100円と安いし。
恐竜博物館で興味深かったのは、ゆっくりと首をふる恐竜たちのいる通路。
薄暗く恐竜の咆哮が響く中、ひとりで歩いていると結構こわい。
もしこれが本物だったらと思ってしまう。
恐竜は想像していたよりも小さい。骨だけだからか。
肉付けした恐竜がいっぱいいたら、もっと迫力があったと思うが。
犬ぐらいの小さな恐竜がいるのにも驚く。ジュラシックパークで見てはいるけど、間近に見るとちょっとまずいなと思ってしまう。実は自分の作品が小さな恐竜を扱っているので。
恐竜博物館は広くて順路と違う方向から歩き出したせいもあり、あっち行ったりこっち行ったりで疲れる。
平日のせいか人が少なく、ちょっとわびしい。維持費とか大丈夫だろうかと気にかかってしまう。
帰りのコミュニティバスは17時過ぎ。途中で降りて、交流会場のホテルニュー勝山まで歩こうかと思ったが、日も暮れ、おおざっぱな地図しかないのであきらめて駅まで乗っていく。
駅からタクシーでホテルまで。
ホテルに着いたのは交流会の15分前。
大あわてで受け付け行き、チェックインして部屋に入って、とりあえずシャツだけ着替える。
作品集もらったので、ぱらぱらめくる。文科大臣奨励賞でないことにちょっとほっとしてちょっとがっかりする。
受賞者の中にNさんの名を発見してびっくりする。
急いで、交流会場へ。
もうほとんどの人が着席している。
座席表を頼りに自分の席へ。

■2005/10/31 (月) 恐竜児童文学大会レポ3
丸テーブルが並び席次順に集まっている。
真向かいに岡先生、そしてTさん(もっとも自己紹介していただくまでわかりませんでしたが(^^;。そして、子供の部の入賞者とそのお母さん。
左隣が大庭桂さん。いろいろと気を遣ってくださって、助かりました。
誰かに似ているとずっと思っていたのですが、社民党党首福島瑞穂さんを一回り若くしたイメージです。
大庭さんは著書をいくつか出されている方なのに、今回の作品集に、子供も含め、われわれ素人のサインをねだって回る。
乾杯がウーロン茶だったのに、ちょっとがっくりくる。
ビールの飲み放題を期待して、水分はお昼にカフェオーレ1杯だけに制限したのに。
子供の受賞者も一緒なので教育的配慮ということらしい。
2次会で某理事長先生が「乾杯ぐらいビールにしてほしかった」と言うと、某雑貨です先生も「ほんとに」と大きくうなずいたほど。
最初のウーロン茶を飲み干したら、ボーイさんが新しいウーロン茶のびんを置いてくれた・・・
アルコールがないと勢いつかない部分もあったけど、Nさん、某雑貨です先生にはご挨拶に遠征する。
さすがに木暮先生やたかし先生には、気後れして挨拶出来なかった。
岡先生は私のことをしっかり覚えていてくれた。
Uさんに自己紹介され、その後、新庄村の作品を読んでくれた人に挨拶される。
私も意外と有名人じゃないかと鼻高々(^^)
今回はアルコールがないせいで、食べることに専念できた。
食べることに専念しすぎて、ゆっくりお話出来なかった方もいて、ちょっと悔いが残る。
交流会の最後の方で勝山名物の左義長太鼓の披露。小学生の女の子が艶やかに太鼓をたたく。木暮先生が2次会でかなりほめていたが、ほんとに上手。
20時にお開きになったが、某雑貨です先生に2次会に誘っていただく。
ホテルの地下に酒処があり、そこに木暮先生をはじめとするそうそうたる先生方にまじってお邪魔する。
座席は4人がけの畳の間なのに、そこに座らせてもらい、監事や理事の先生方が通路に椅子をおいて座る。ものすごく恐縮。
木暮先生にはそこで初めてご挨拶。
諸先生方のお話を拝聴。
恐縮しながらも、ビール飲み干した後に自分用に焼酎の水割りを頼んだりする。
3次会は木暮先生の部屋でということだったが、さすがにそこまでお邪魔するのは気が引けるので、おとなしく自分の部屋に戻る。
それから作品集を読み始める。
みんなうまいなあと思う。

■2005/11/01 (火) 恐竜児童文学大会レポ4

翌29日が表彰式。
9時から表彰式の打合せ。こういうのは初めて。
ホテルのチャペルみたいなところで、スタッフの方が説明を始める。

各賞ごとに席が決まっていて、表彰も各賞ごとに行うこと。
名前を呼ばれたら、いったん自席で立ち上がること。
その賞の人が全員呼ばれたら表彰台に行くこと。
表彰台には立ち位置が記されていること。
合図をするから一礼すること。
子供の部から表彰すること。
賞状と額縁が別なので、こうやって受け取ること(と身振りで説明)。
最後にまた一礼して表彰台を降りること。
という説明を受ける(-.-)

昨日の交流会で胸につけた名前入りの飾りもつけるようにと言われて、困ってしまう。
2次会に行く時に胸からはずした記憶はあるが、どこへしまったか。どうしてもみつからない。
つけてないのは私だけだった(-_-;)

賞が10あって、それぞれに童話部門の一般、子供、漫画部門の一般、子供と4人受賞者がいるから、計40人。来てない人もいたから実際にはちょっと少ない。
結構な時間がかかる。
来賓挨拶も多くて、小さな子ども達にはかなり退屈な時間だっただろう。

驚いたのは、賞状と額縁の大きいこと。通常のものよりも一回り大きい。
幼稚園児ぐらいの子供が受け取ると、からだの半分ぐらいが額縁になる。
それなりの重さもあり、小さな子どもが受け取るときは端で見ていて冷や冷やした。
いったい、この賞状と額縁どうやって持ち帰るのさ、と鬱気味になる。
後でホテルフロントに聞いたら、宅配業者がちゃんと梱包して送ってくれると言うので預けてきたが、持ち帰った人も結構いた。重さよりもあのでかさでは、電車などでも大変だっただろう。

■2005/11/01 (火) 恐竜児童文学大会レポ5

表彰の後、審査員の先生方の講評があり、某雑貨です様には過分なお褒めの言葉をいただき恐縮する。
童話部門、漫画部門それぞれの担当の先生方が、1作ごと評価してくださる。
それから、童話部門文科大臣奨励賞一般の部と小中学生の部の受賞者の自作朗読。
朗読はあまりやりたいとは思わないけど、それでも目立つのはうらやましい。
やっぱり1等賞取らなければと思う。
1等賞逃した作品が優れてないとは言えないけど。
賞取ることに思いが行き過ぎているのも、まずいとは思うけど。

表彰式終わってから、シンポジウム。
さすがにこの時点では子ども達は退席させても良かったのではないかと思う。
話を理解できない幼い子たちも多かった。
隣の男の子は足をぷらぷらさせて、ずっと後方の母親の方を見ていたほど。
シンポジウムが12時過ぎに終わって、解散。

■2005/11/03 (木) 恐竜児童文学大会レポ6

今、宅配便で送った賞状や額が届く。
額の大きさを改めて測ってみると、50センチ×37.5センチ。
大きな家で空間に余裕があれば、立派に見えることだろう。
でも、アパート住まいだと、ほんとに困ってしまう。


シンポジウムでは岡先生の言が一番記憶に残っている。
この審査員つとめるまで恐竜に対するロマンというものは感じてなかったけど、多くの作品を読むにつれ、恐竜が好きになっていったと。
私はもう1つ恐竜がらみのアイデアが浮かんだが、岡先生の話の中でそれを連想させるものがあり、他の人が同じアイデアをつかまなかったか、ちょっと気がかり(^^;

シンポジウムの前にちょっと休憩があり、その際、大庭さんから御著書「海のそこの電話局」をいただく。
これも賞状等と一緒に届いたので、これから拝読予定。
これは海洋文学大賞の童話部門の入選作とのこと。
そう言えば、交流会の2次会において、1等賞の方がやはり海洋文学大賞の童話部門で今回入賞していたことが話題にあがった。
ずっとおとなしくしていた私も、このときだけ声を大にして「実は私も二次までは残ったんです」と言ったのに、誰も聞いてくれなかった(-_-;)

シンポジウムが終わってから、恐竜博物館のある長尾山へ、マイクロバスで。
私は前日に恐竜博物館は見たので、うまいもん祭りで食事をすることにする。
1,500円分の食券もらったが、おつりは出ないとのことで、うまくそれを消化するために、まつたけご飯、きのこ汁、魚の甘煮、里芋の煮っ転がしなど、大量に購入。
あいにくの小雨の中、傘さして荷物持って食べ物持って、会場内で雨の当たらないテーブルをさがす。
大量の食べ物に、通る人が珍しそうに見ていく。
さすがに全部は食べきれない。が、捨てるのも悪い。
しょうがないから、ひとつのパックに残りをまとめて持ち帰る。が、たれがついているので、バッグにいれるとやばそうだから、ビニール袋を別に持つ。
その状態で、今度は勝山市民会館へミュージカル観劇へ。
ミュージカルに行くのは、私と残り2名だけだった。
長尾山行き、市民会館行きをしきっているスタッフの女性に見覚えがある。
あちらは覚えてないようだったが、話してみると、確かに5年前にもいたとのこと。うちの会社にいた女子社員と体型をのぞくとうりふたつで、5年前に初めて見たときは「おまえ、何でここにいるんだよ」と言いたくなったほど。

■2005/11/03 (木) 恐竜児童文学大会レポ7

ミュージカルのタイトルは「ドラゴン・ファミリー」−恐竜になった女の子−
お話の筋はあまり大したものではないけれど、市内外から公募で募ったメンバーが力いっぱい演じているという印象を受けた。
音楽も舞台の手前でバイオリン、フルート、ピアノの演奏者が生で弾いていた。
ちゃんと指揮者までいる。普通こういうものだっけ?
効果音はシンセサイザー?でやってたけど。
主役の女の子は、パンフのメッセージで「着ぐるみが暑い」と書いてたけど、ほんとに1時間以上あの着ぐるみで出ずっぱり、歌まで歌うのだから、大変だっただろう。
終わってから、市民会館の外に出る時、出口の方でミュージカルに登場した子ども達が大きな明るい声で「ありがとうございました、ありがとうございました」と連呼していた。
市民が一体になって楽しんでいるという雰囲気があってすがすがしかった。

勝山市は市とは言っても人口は少ないし、交通も不便で、大きな町とはとうてい言えない。
でもその中で、何とか活気を出そうと知恵をしぼってがんばっている雰囲気がある。
勝山駅から恐竜博物館まで、歩道には恐竜の足跡が黄色いペンキで記されている。
すべてボランティアによるものだとのこと。
一面しか見てないから、誤解している可能性はあるものの、市民が市を愛して努力している姿にエールをおくりたい。

ほんとに、ありがとうございました。
また機会があれば、伺いたいと思っています。

■2005/11/04 (金) 自作解説

プロでもないのに自作解説など、おこがましいが、個人的な備忘録と思ってもらえれば。

ハズレの出る自動販売機、はずれるとコーラから恐竜の卵が出てくるというアイデアは忽然と浮かんだ。
JOMOに出す話を考えている時に浮かんだのだが、せっかくだから恐竜児童文学に出すことにした。

最初に書き上げた時は、小さな恐竜がどんどん大きくなって、大量のえさが必要になり、家族総出で野原や山へ行き草をかってくるという展開だった。
ついには家族の手だけでは足りず、隣近所、町中の人たちが協力して恐竜のえさを集めるようになり、家族、町の人たちが一致団結仲良くなり、恐竜も町起こしに役立つようになる。
意識したわけではないが、勝山市のあり方も想起させるような筋だった。
でも、この話だと他の人も考えつきそうだし、偽善のにおいもするので、これは捨てる。

次に書き上げたのは今回の受賞作とだいぶ近い。
エサクレは大きくならないものの、筋力トレによりパワーアップして、ライオンや象などとも戦って勝利をおさめるという、努力が報われる展開にした。
これは書いていて楽しかった。
が、努力すれば何でもかなえられるという展開に、疑問がわいてくる。
どうがんばっても小学生がオリンピックのメダリストにかなうはずはない。
さまざまな障害を抱えている人もいる。
努力すれば何だって出来る、というのは非常に安直であり、またある人々には侮辱に近いと思うようになる。

それで、最後は受賞作のように、努力してもなかなか目標を達成できないけど、努力する姿勢だけは負けないようなあり方を意識した。
自分の思いも書き込んだ。
やっぱり何をどう書くにしても、自分の思い入れみたいなものをある程度は吹き込まないと、いい話はかけないような気がする。
ただおもしろい話を書こうという気持ちだけでは、魂が入らない。
ものすごくえらそうな書き方だけど、まあ、素人としてもそういう姿勢は必要かなと。


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