お年寄りの知恵を讃え、次の時代へのメッセージとなる、沖縄を題材とした作品。
これが募集内容でした。
3つの制約はかなり厳しく、苦し紛れの作品になったことは否めません。

本来の鬼モチ(ムーチー)伝説は以下の通りです。(記憶で書いているのでちょっと違うかもしれませんが)


 昔、兄と妹が住んでいたが、兄は鬼で、人々に悪さをしていた。
 妹は兄を退治するため、自分はふつうのムーチーを食べ、兄には鉄片の入ったムーチーを渡した。さすがの鬼も鉄片の入ったムーチーは食べることが出来ず、妹におまえはこれが食えるのかと聞いた。
 妹は着物のすそをめくり、上の口はムーチーを食べる口、下の口は鬼を食べる口と言った。
 鬼は驚いて逃げようとして、がけから落ちて死んでしまった。

ちなみに、ムーチーというのは、サンニン(月桃)の葉で包んで蒸したモチです。
上記の伝説をフロイト的に解釈すれば、あまり気持ちのいい話ではありません。
それで、私はこれをもう少しまともな話に作り替えようと思ったのですが、結果は上記の話の続編になり、自分でも驚きました。

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