ジャケットにはマルコヴィッチの顔がわさわさで、シュールな映画かと構えていたが、ちゃんとストーリーがあるし、まともなSFコメディーと言える。
退屈しない。

7と1/2階という天井の低い階に穴があって、その穴が俳優マルコヴィッチの脳につながっている。それをみつけた人形使いと彼があこがれる美女マキシンが、その穴を変身願望をかなえるための商売に利用する。
人形使いの妻ロッテは性倒錯で男に性転換したがっているが、この穴を使ってマルコヴィッチになることで、男になる望みをつかの間、果たす。
人形使いとロッテがマキシンと三角関係になるのが笑える。
マルコヴィッチになれるのは最初は15分間だけだったが、やがて人形使いは人形と同じようにマルコヴィッチを自由に操れるようになる。
しかし、穴を、古い肉体から新しい肉体へ移動するための道具として活用している人たちがいて、彼らと人形使いはマルコヴィッチの体を争うことになる。

人形劇がいくつか挿入されているが、本当に一人であれを操作しているのであれば、すごいと思う。動きがほんとうの人間のように細かい。
マキシンを演じているのがキャメロン・ディアスだということを、最後のキャスト一覧でわかる始末。何で気が付かなかったのだろう。はすっぱな役だったからか。

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