楽しい映画。 タイトルからして、乱痴気騒ぎの映画であることは推測がついたが、ミュージカルだとは知らなかった。 ミュージカルは歌と通常のセリフのテンポが狂うとうるさかったり気が抜けたりするが、そういう点でも良く出来た映画だと思う。最初のフレンチカンカンがずっと続いたらたまらんなあとは思ったけど。 みんなで公爵から資金を引き出そうと必死になってショーの筋を説明する笑える場面と、「ショーは続けなければならない」とヒロインが愛をあきらめる決心をする荘厳な場面が印象的。音楽もいい。 昔から思うけど、ニコール・キッドマンの妖艶さはただならぬものがある。恋にめざめる踊り子にふさわしい配役。 ラストもよく出来てると思うけど、私だったら、別の結末にする。 「ショーは続けなければならない」という悲壮な決意をして舞台に立った以上、ショーをぶちこわすべきではない。作家だって、当然、そういう決意でやってほしい。 だから、ショーは公爵が嫌った当初の結末で終わらせ、映画の方は、カーテンコールの中、大脱走という結末にする。 そして、ヒロインが死ぬ場面は省いて、乱痴気騒ぎで終わらせ、静かに過去を顧みるシーンをちょっとだけ最後に入れる。 どうせなら、最後まで楽しいストーリーがいい。 |