ものすごく不満の残る出来。 一番の不満は、ラストを原作と変えてしまったこと。 原作のラストも満足はしてないが、この映画のラストはさらに気に入らない。 レクター博士がこんなに甘ちゃんか? クラリス捜査官のFBIに対する絶望感も、この映画では伝わらない。 豚に人を食わせるとか、自分の脳を食わせるとか、そういう残虐なシーンだけ原作に忠実にするのではなく、もっと、レクター博士とクラリス捜査官の間にある微妙な感情を表現してほしかった。 もっとも、努力していることは認める。しかし、効果をあげていない。原作を読んでない人にどれだけ伝わることか。 不満の第二は間延びしていること。 原作も結構間延びしているが、原作ではレクターやクラリスの内面が詳細に描かれているので、退屈しない。 不満の第三は、ジュリアン・ムーア。 ジョディー・フォスターのイメージが強すぎるからなのか、魅力も感じないし、FBI捜査官という緊張感も演技から感じられない。 |