酷評すれば、素人の学芸会レベルの作品と言えます。同じ監督の「パイナップル・ツアーズ」もそうでした。 この中でほんとにプロらしいのは、西田尚子だけ。 そうかと言って、つまらないかと言えば逆で、けっこうおもしろいのです。 この映画を支えているのは、かわいいおばあを演じている平良とみさんよりも、一番素人のはずの登川誠仁さんです。ど素人でありながら、年輪を重ねた重みがあります。下手な英語と方言が混ざったセリフは、思いっきり笑えます。 「60年前のロングロングタイム・アゴウの話さ」とか。 ストーリーには語るべきものはなく、監督が楽しんで出演者が楽しんで、観客も楽しむ、ただそれだけなのですが、ある意味、演劇の原点かもしれません。 |