チヌのトップゲーム、2004年はブレイクの年となった。ビデオや記事が出て爆発的にチヌルアーの人口が増えたようです。実釣でも去年はスペシャルな年でした。遂に50cmUPが釣れました。そしてオキナワキチヌ(チンシラー)がトップで釣れると分かったのです。そのような実績もあり、技術面はほぼ確立してきたチヌのトップゲーム、しかし状況を確実に読めるようになるには至っていません。この辺が今後の課題ですがチヌルアーの人口が今年はかなり増えたので新たな切り口を開拓する人が出るのではないかと思います。
それと同時に不安も覚えます。これだけチヌルアー人口が増え、そのほとんどが釣ったチヌ全てをキープしてしまうと、おそらく2・3年で釣れなくなるでしょう。これを読んでくれている方にお願いがあります。チヌをキープするなら1日1匹までとして下さい。2匹目以降をリリースすることで今後のあなた自身の釣果が約束されると思います。
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トップゲームのフィールドはあくまでシャローです。水深は最大でも2mまでで30cmから1mといった場所がベストです。やや塩分濃度が低い海域に多くいますが川や流れ込みがある所なら珊瑚が発達しているイノーも狙い目です。砂泥底やゴロタ底となっているところで岩や岩盤、海草等の周りに多く付いています。ブレイクラインもいいポイントなのですが当たり外れが多いように思えます。
チヌは基本的にはストラクチャー周りに付いているのですが完全な居着きの魚ではなく潮位と潮の動きによって付き場を変えていると思います。例え釣れなかったとしても地形的に良いポイントでは必ずチヌが付く潮が有ります。良さそうなポイントには潮を色々変えて行ってみると良いでしょう。又、今日釣れたからといって明日また釣れるかというと必ずしもそうでも有りません(2月から4月の乗っ込みの時期は1週間ほど釣れ続くことはあります)。人(自分も含めて)が入った後のポイントはチンが散ってしまうようです。ですから人の釣果情報に左右されたり近々の釣果にこだわりすぎるとあまりチンは釣れないように思えます。
季節的には1年中狙えるターゲットなのですが7〜9月はシャローの水温が高くブレイク絡みでないと厳しくなります。10月ごろからは水温はいい感じになるのですが潮が引かなくなり1月頃まではポイントにアプローチしにくく例え入れたとしても狭い範囲なので釣果が伸びません。この辺を考慮するとベストシーズンは2月から6月ということになります。
・ロッド
ライトアクションで6から7ft、MAX10Lbクラスのロッドならソルト用でもバス、トラウト用でもどちらでもOKですが最近のソルト用のライトロッドは乗りを重視する傾向に有るようでティップが柔いのが多く、そのようなロッドは適していません。トップゲームではいかにキビキビとしたアクションを付けることができるかで釣果が決まると言っても過言ではないので張りの有るティップが必要でバス用のライト若しくはミディアムライトがベストマッチだと思います。使用するラインがPEの時は柔らかめのロッドを使用するとバレやフックの伸びが軽減されます。ナイロンラインの時はよりバットパワーのあるロッドを使用すると良いでしょう。ガイドは出来ればSICが良いと思いますが50cmまでのチンならハードガイドでも問題ないと思います。
・リール
ダイワだと2500番、シマノなら3000番がベストマッチでしょう。糸巻き量だけを考えるともっと小さい番手でも良いのですが、新垣さんの55cmのチンシラーは20m近くラインを出したし、年に数回は「止まらんぬー」が来ます。「止まらんぬー」の正体は2〜5kgのロウニンの場合が多いのですが60cmオーバーのタマンだったりもするのでドラグのしっかりとしたリールを使うようにしましょう。
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こんな外道をどうにかしてやろうと思うなら |
・ライン
ナイロンは6〜8Lb、PEなら0.6〜1号を使用します。フロロ1.5号も試してます。ナイロンとPEはそれぞれ一長一短があり一概にはいえないが、大型狙いの時はナイロン。ルアー操作重視の時はPEという感じです。去年49cmを2匹上げていてナイロンとPEでそれぞれ釣れたがナイロンの時は2m程しかラインは出なかったがPEの時は10m近くも出ていった。PEで掛けた魚はナイロンより2倍多く走ると言う感じです。フロロは根擦れに強いので使っています。グランドマックスFXの1.5号(直強力3.7kg程)を50m入れてます。下巻きのナイロンにビミニのループtoループでつないでいますが、使用感は硬めのナイロンと言う感じでアクション中は若干ナイロンより伸びが無いように感じます。魚が掛ってからはナイロンと同じようにクッション性があります。
リーダーはナイロン又はフロロ4〜5号が基本で、ダブルを取らなくても問題ありません。PEをメインラインにする時は魚がより走ってしまうのでリーダーは3ヒロ程取るようにしています。長すぎるのではと思うかも知れませんがリールにリーダーを巻き込む場合中途半端な長さだとトラブルが多発します。3ヒロぐらいの長さにするとやや飛距離は落ちますがトラブルがほとんど無くなります。しかしメインラインがコーティングPEやナイロン、フロロだとリーダーの長さにかかわらずリーダーをリールに巻き込むとトラブルが多発するので1ヒロにとどめておくと良いでしょう。
2004年はチヌ用のルアーも生まれました。サラポップミニがそうです。チヌのトップゲームでは基本的にドックウォークするルアーなら何でも釣れると思います。しかし、ペンシル系ではバイトが弾かれることが多く、水面に多少潜りつつアクションするスイマー系が欲しかったのですがシェルスラップとポップクイーン5cm以外には見あたらなかった。スラップは入手難だったしポップクイーン5cmは風が有ると飛距離が出ず波っ気があるとアクションが安定しないのとフックが10番なので良く伸ばされどうしたものかと思っていたら、地元ビルダーのサラ工房がそれに答えてくれたのです。そしてハンドメイドならではのカラーの豊富さと遊び心は特筆ものです。またフックをST41の#6(腹)・#8(尻)にしてもアクションが崩れないので大型狙いの時は特に重宝します。また、サラポップミニはガーラの反応も良いみたいで2004年チヌ狙いの外道で49〜74cmのガーラが5匹釣れたがすべてサラポップミニです。
ポップクイーン5cmはこれが無ければチヌのトップゲームはあり得なかったというルアーで、チヌの反応とフックアップ率はダントツで他のルアーとは何かが違うと思います。沖縄が発信元となったチヌスペシャルカラーが出て自分でカラーリングしなくても良くなりました。このチヌスペシャルカラーは沖縄のアングラー達の実績に基づいてカラーリングされてますがTH(トビハゼ)カラーは別です。これは内地のチヌやシーバスはハゼをベイトとしている事があり、それを意識したカラーだそうです。
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・カラー
ソルトルアーはカラーで極端に釣果に差が付くことはまず無いと思っていました。自信を持って使えるカラーを持つ事は大事なことだけど実際の釣果には影響ないと思っていたのです。しかし去年カラーの重要さに気付きました。チヌは色盲らしく色盲なのにカラーを選ぶの?と思うかも知れませんが確実にカラーを選ぶと思います。確かに乗っ込み時にはどんなカラーでも釣れる時があります。しかしイエロー・オレンジ・ピンク等ハデなカラーにしか反応しない時があるのも事実なのです。
・アクション
そしてカラーと同じぐらい重要な事が有ります。それはアクションの切れとピッチです。どれぐらいが良いのかというのは比較のしようがないので具体性に欠けるのですが自分が楽にドックウォ−ク出来る1.5倍から2倍はピッチを増やさないといけないように感じます。楽にアクションを付けている時はそのままのピッチではほとんど見切られていたのでイレギュラーアクションを入れたりステイさせたりして誘いを入れていたが、あるピッチ以上にしてやると連続してアクションさせ続けるほうが断然喰って来るようになります。1日やったら腕ブラ状態になる程のピッチでロッドアクションを入れ続けると良いでしょう。
風向きや潮流もアクションに大きな影響を及ぼします。向い風のポイントは波があるのでアクションが崩れがちです。また、潮上に向けてキャストするとアクションの切れが無くなります。風向きと潮流が逆という場合も良くあることなのですが、そういう時は潮替わり待って風と潮の向きを合せていくと良いでしょう。
チヌはフックアップさせるのが非常に難しい魚です。口の中は臼歯にビッシリと覆われていてかなり奥の方にしかフックアップしません。そしてチヌは拾い食いするタイプの魚なのでルアーを一気に飲み込む事はほとんど無く、フックは唇の周りにしか掛らないのです。チェイスしてきたチヌの3割程しかキャッチ出来ないのが現状です。チヌは早合わせをしないのが基本ですが、どれぐらいまで待つかと言うと、チヌがルアーにバイトしてきてロッドにチヌの感触が来ても合せてはいけません、合せるどころかその段階でもアクションを入れ続けます、そうするとバレてもまだルアーが魚の目前でアクションしているので又すぐにバイトしてきます。そしてチヌの重みでリールが巻けなくなってから初めて合せを入れるという感じです。
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チヌの口の中にはフックアップするところがほとんど無い。 |
フッキングの入れ方はPEとナイロン・フロロではまるっきり違います。PEの場合魚が乗った後これでもかと言うぐらいのフッキングをビシバシ数回入れないと途中でバレることが多いです。逆にナイロン・フロロでビシバシ合せるとすぐにバレてしまいます。ナイロン・フロロの場合は魚が乗った後ドラグを滑らす強引なポンピングを2・3回することでフッキングを入れるようにします。
PEの場合魚が走っているときに手ドラグを入れたり、強引なポンピングをするとフックが伸びることが多々有るので魚が走るときは行かしてやり止まったら優しいポンピングで寄せるようにします。PEで強引なポンピングはフックが伸びるリスクが有るだけでなく不必要に魚に刺激を与えてしまい再び魚が走ることが多いので極力ソフトにファイトすると良いでしょう。ナイロン・フロロの場合は強引に行きます。ドラグはライン強度の半分近くまで上げておきロッドの送り込みで高切れを防ぐようにしてラインを出さないつもりでやり取りをするとかなり厳しい場所でもキャッチできます。
今、仲間達と一緒にチヌのタグアンドリリースをしてます。タグ付きの魚を釣った方はJGFAまで(タグに電話番号が書いてあります)釣った場所と日付け、尾ビレの付根までの長さ(叉長)、タグナンバーを連絡してくれるようお願いします。