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ショアーGT、ルアーを始めた頃からの憧れだった。あれから十数年経った2005年に遂にキャッチする事ができました。しかも、同じ頃にルアーを始めた仲間達も等しくゲットでき、印象深い年になったのでした。 昨シーズンを振り返えると、GTの当たり年だったのか相当数のバイトがあった。4月から11月まで仲間8人のショアGT狙いで総数44バイト。その内ヒットは28回。ブレイクが11回、フックオフが9回、キャッチが8匹という内訳です。これだけのバイト数をたたき出したのは当たり年というのも確かにあるだろうが、ここ5年間培ってきたウエーディングフィッシングのスキルが生かされたと思います。つまり、44バイトすべてがウエーディングなのです。ルアーフィッシングを始めた頃、GT狙いで通ったのは港、河口、荒磯だった。3年ほど頑張って狙ってみたが10kgオーバーは遂に釣れず。バイト数も3年間で数回という非常に効率の悪い釣りでした。 昨年の4月、タマン狙いでリーフエッジを攻めているとGTがヒット(昨年からデカタマンを狙おうと14cmから18cmのプラグを使うようになった)。その後も2回程タマン狙いのルアーにGTが出たのでした。それじゃーていうんで本格的にGTをウエーディングで狙おうということになり、ポイントと潮をGTを基準に選んでみるとかなりの確率で出てきたのです。まだ1シーズンしか狙ってないのであくまでもその範囲内でということでウエーディングでのGTフィッシングをまとめてみました。参考になれば良いと思います。 そして、この記事を読んでいる方にお願いです。釣れたGTはできる限りリリースして下さい。ショアではGTのキャッチ&リリースは難しいと思うかもしれませんかもしれませが、ウエーディングでは完璧なリリースが可能なのです。10kgを越えるGTは美味しくはありません。どうしても食味に走りたいという方は3kg前後のロウニンを狙った方が良いです。そのクラスが美味しく食べれる限界だと思います。10kgクラスを逃がす事で何年後かに20kg、30kgのGTがより狙えるようになるでしょう。沖縄のGTの数はあなたが思っているよりもずっと少ないです。あなたは10kgオーバーのGTを沖縄のショアーから釣った事があるでしょうか。GTは基本的に居れば釣れる魚なので釣れないという事は魚が居ないということです。自分で自分の楽しみを無くさないようにしましょう。 |

5/7 天久武二 9.5 kg ロッド:テンリュウパワーマスター90MH リール:ソルティガブラスト4000 ライン:アバニマックスパワーPE2.5号(30Lb) リーダー:ナイロン80Lb4ヒロ+PE6号1ヒロ(スペーサー) ルアー:サラペンJr |
6/4 東江武男 17 kg ロッド:ダイワシーホークSJ97H リール:ダイワソルティガブラスト4000 ライン:ダイワソルティガセンサー3号(50Lb) リーダー:ナイロン130Lb1m+ナイロン80Lb3ヒロ半 ルアー:サラポップjr |
6/4 新垣聡 10 kg ロッド:ジャクソンホットスタッフ8ft リール:ダイワフリームスJ4500 ライン:ダイワソルティガセンサー3号(50Lb) リーダー:ナイロン80Lb3ヒロ ルアー:オリジナルポッパー |
6/5 東江武男 10 kgクラス(リーダーキャッチ後に鈎外れ) ロッド:ダイワソルティガドラド80TN リール:ダイワソルティガブラスト4000 ライン:ダイワソルティガセンサー3号(50Lb) リーダー:ナイロン130Lb1m+ナイロン80Lb3ヒロ半 ルアー:オシアペンシル150S |
![]() 6/18 天久武二 15 kg ロッド:テンリュウパワーマスター90MH リール:ソルティガブラスト4000 ライン:アバニマックスパワーPE2.5号(30Lb) リーダー:ナイロン80Lb4ヒロ+PE6号1ヒロ(スペーサー) ルアー:サラ ペンシルベイト(プロト) |
7/6 新垣和人 14 kg ロッド:テンリュウパワーマスター96H リール:ステラSW8000HG ライン:アバニマックスパワーPE3号(40Lb) リーダー:ナイロン130Lb1ヒロ+ナイロン80Lb3ヒロ ルアー:アザマポッパー |
7/7 天久武二 10 kg ロッド:カーペンターBC78H-GM リール:フィッシングサファリ5000 ライン:アバニマックスパワーPE3号(40Lb) リーダー:ナイロン200Lb1m+ナイロン130Lb3ヒロ+PE80Lb1ヒロ(スペーサー) ルアー:スライダーペン50 |
![]() 7/20 天久武二 23 kg ロッド:カーペンターBC78H-GM リール:フィッシングサファリ5000 ライン:アバニマックスパワーPE4号(60Lb) リーダー:ナイロン200Lb1m+ナイロン130Lb3ヒロ+PE80Lb1ヒロ(スペーサー) ルアー:サーフィスクルーザー100 |
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GTがヒットしてキャッチできるかどうか、それはひとえに場所とタイミング次第です。ショアーGTにおいて一番大切なのはポイントと潮だと思います。 昨年実績のあったのは、リーフの払い出しでの下げ潮狙いと、ビーチロックの落ち込み際を上げ潮で狙うという2つのパターンです。どちらの場合でも潮の流れは強く、早い程良く、特にリーフの払い出し狙いでは激流と言えるような時が最も良かったです。どちらの場合もベイトをいかに捕食しやすいかがカギになっているようで、リーフの払い出しではGTは外洋側に陣取り潮上に頭を向け流れ落ちてくるベイトを待ち受けていて、ビーチロックの落ち込み際ではGTは際の影に沿って移動していて際付近に出てきたベイトを捕食しているようです。この2つのパターンは以外と何処にでもあるのですが、そこにGTが回ってきているのかどうかは実際に何回も通わないと分からないと思います。すごく良さそうでもGTが回ってこない場所も多いのです。 そして、ポイントについて最も大事なことがあります。それはGTのポイントは本当に信頼のもてる仲間以外には決して教えないということです。いいポイントにはGTは定期的に回ってきます。潮さえ外さなければほぼ毎回バイトは取れるはずです。しかし、GTがバイトしてくる場所はピンの場合が多く、投げれる人は2・3人という所がほとんどです。苦労してリーフを歩いて行き、ポイントに到着してみたら他に釣り人が居てUターンとなると、潮を合わせて行くだけにその日の釣りが終わってしまいます。またターゲットがGTなだけに場所取り合戦がエスカレートして内地のイカポイントであったような傷害事件までいく可能性も無いとは言えないので無責任なポイント公開はやめたほうがいいでしょう。 |
・ロッド
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ロッドは8ftから9ftでルアー負荷100g程度のものを使用しています。ウエーディングの場合、体に浮力がついているので高いドラグテンションは掛ける事ができません。どんなに力があっても浮力で体が浮いてしまい踏ん張れずに引き込まれてしまうのです。目安としては体重の1/10のドラグテンションが安全です。そうなると大体6kg前後のドラグとなります。このテンションでは今のGTロッドではヘビー過ぎます。ナイロン時代のGTロッドやシイラロッドのヘビータイプ、最近ではツナロッドや短めのショアジギングロッドも出ておりその辺りが最適です。 |
・リール
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リールはソルティガZとブラストの4000・4500、ステラ6000・8000、フィッシングサファリ5000の中から選べば間違いないでしょう。 ツインパワー6000・8000はどうなのかというと新しいタイプは使った事がないので分かりませんが99ツインパワー8000HはドラグがMAX6kgまでしか掛けれない上にドラグ6kgで調整しているときにスプールを上下させる摺動子が2つに割れました。摺動子がプラスチック製なので強度が無いようです。それがあってからはツインパワーは使わなくなりました。 新垣さんはフリームスJ4500で10kgを釣ってますが感想を聞くとローター部分が吹っ飛びそうだしドラグも6kgが限界なのでGTの10kg以上がきたら不安だということでした。 |
・ライン
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メインラインは高強度PEの3号から4号を使用します。このクラスだと強度は40Lb(18kg)から60Lb(27kg)あるので6kgのドラグテンションでは十分です。ショアからの場合飛距離も非常に重要でメインラインは細いほうが有利なのでPE6号や8号は使いたくないし、ドラグをちゃんと計りラインシステムをキッチリすればメインを太くする必要性は感じません。 ラインシステムはタマン狙いからの試行錯誤の結果下図のようになりました。スペーサーを入れる目的は1日キャストしているとFGノットの上の50cmから1m程のメインラインに結びコブが数回できます。コブを解いて使うと下手をするとライン強度が半分ほどになっていることがあります。スペーサーを入れる事によって結びコブがスペーサーにできるようになりメインの強度低下を防げるのです。スペーサーはメインラインの2倍の太さを使用します。メイン3号ならスペーサー6号という具合です。ここで大事な事はスペーサーはメインと同じ銘柄のラインを使用するという事です。2倍の強度だから普通のPEでいいやと思って使っていたところ魚を止めようとスプールを押さえたときにダブルとスペーサーの電車結びからスペーサーが切れた事が2度ありました。よく考えると高強度PE3号(18kg)をビミニにすると80%の強度が出るとして14.4kgとなり、普通のPE6号(27kg)の電車結びが50%の強度とする13.5kgとなりメインよりスペーサーが弱くなり、メインの強度を使い切れなかったのです。 リーダーは130Lbから140Lbを3から5ヒロの間で取ってます。向かい風の時や飛距離が必要なときは3ヒロ、根がきついところは5ヒロという具合です。最初の頃は80Lbリーダーを使用していたのですが、全体のタックルバランスから見て弱いようです。80Lbを使用して魚がヒットしてランが終り、後は寄せるだけとなった時に15mから20m程前のちょっとした岩にリーダーが掛かった事が2度あったが2度とも後少しで魚の向きが変わりそうだというところで切れました。23kgを釣ったときは130Lbを使用していて、完全に根に引っかかり魚の動きが止まった後に向きを変えるのがファイト中に3回ありましたその時は根がきつくなかったのだろうと思っていたがマイナス干潮時に引っかかった所辺りを見てみるとテーブル珊瑚が一面に生えていてこれでも持つんだーと感心したものです。 バイトリーダーはルアーを飲み込まれたときに切られないよう200Lbをたらし分だけ取っています。130Lbとの結束は3回づつの電車結びです。 |

・ルアー
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ヒットルアーを見てみると、44バイト中、ポッパー11回、ペンシルポッパー12回、ペンシルベイト10回、シンキングペンシル7回、ジグ2回、不明2回という内訳で特にかたよっているわけではありません。言い換えればルアーは何を使っても良いという事です。ミノーが入ってないのは根掛かりの心配があって単に使っていないだけです。カラーも特に傾向は無いように思えます。ルアーサイズは14cmから20cm、50gから100gといったものを多用しています。フックサイズはST66の2/0から3/0、カツイチなら3/0から4/0を使用しています。 ルアーの使い分け方はアングラー側の都合で選んで良いでしょう。飛距離を第1に選び次にルアーのアクションを損わないように使い分けます。例えば向かい風で飛距離を出さないといけないときはペンシルポッパーを使い、ペンシルポッパーで届かないときはジグを使用します。横風が強い時は糸が吹けてもアクションを出しやすいポッパーを使うというような感じです。ペンシルベイトやシンキングペンシル等のリアル系ルアーはポッパー等に出ないときに使いたくなりますが、リアルだから出るという事では無く、リアルなルアーだと魚がなかなか出ないときにアングラーが集中できるというメリットがあると思います。 ルアーアクションは”ゆっくり”が基本であまりに早く誘うとミスバイトが多くなるように思います。しかし、早巻きに変えたとたん出たりもするので一つのアクションにとらわれない方が良いでしょう。また、リーフの払い出し狙いでは一つ有効なアクションがあります。それは”ほっとけ”です。リーフの払い出しで最初のバイトを乗せきれなかった時に2投目、3投目とキャストしていくうちにだんだん反応が鈍くなり、ついには全くチェイスしてこなくなるということが度々有り、GTが何処かに行ってしまったんだろうと思っていたが、ある日ふと思いついてペンシルベイトをキャストして全くリーリングしないで潮流に乗せナチュラルドリフトさせていたらドバンとヒットしたのです。自分も隣の仲間もさんざんルアーを通した後だったので、これだ!と思いその後も試してみるとかなりの効果がありました。”ほっとけ”の時はペンシルベイトやシンキングペンシルに分が有るようです。 |
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ショアGTでは一番難しいのがファイトです。これがうまくできないとGTは全く取れません。ショアでは常に根擦れの危険があります。根擦れの心配が全く無い場所でヒットしてくれれば良いのでしょうが、そういう場所はGTも居ないものです。 まずは実際にGTのファーストランはどのくらいなのかを知っておくと良いでしょう。10kgまでなら5m前後で10mまでは行きません。15kgクラスで15m前後、20kgクラスで15mから20mといった所でしょうか、いずれのサイズもファーストランの半分程のセカンドランが有り、元気な個体だとサードランまである事もあります。この一連のランは必ずといって良いほど根に向かって行き根際を走り抜けます。ランの時に根擦れすると130Lbでも一瞬で切れます。そして、ランが終わるとGTは大きな孤を描きながら寄ってきます。浅い場所が近づくと向きを変え反対方向に向かいます。これを繰り返しながら寄ってくるという感じです。 まずアングラーがすることはキャストする前に周りを確認する事です。どこに根石が有るのかを把握する必要があり、さらに掛かったGTがどう走るかをイメージしておく事です。必ずしもイメージ通りにGTは動かないのですがイメージしておくのとしないのでは大きな違いです。 そしてアクションを付けているときからファイト体制に入っておく事です。どういう事かというと足場を固めロッドエンドを腹に当てロッドを立ててアクションを入れるようにするとヒットした時フッキングが即ポンピングとなりファーストランを御し易くなるのです。 フッキングが終わるとファーストランが始まります。オープンな所に向かっているときはドラグなりに行かした方が良いですが十中八九根に向かいます。その時はスプールを押さえ、ラインの限界のテンションを掛けます。テンションが強すぎて引きずり込まれそうになったらまずはロッドをストレートにして体制を立て直してから再びテンションを掛けます。ランの時はラインが出て行っていてもポンピングをした方が良く、ふとした拍子にGTの向きが変わる事があります。 ランが終わったら寄せに入るのですがGTが泳いでいる方向に根が有る時はしゃにむにポンピングをしてどうにかGTの向きを変えるようにします。うまくいって頭の向きが変わったら今度は非常にゆっくりとしたポンピングか全くポンピングをしないでリーリングだけでゆっくり寄せます。ここで激しいポンピングをしてしまうと再び向きが変わり行かしたくない方に又行ってしまうのです。アングラーが行ってほしい方向にGTが行っているときに最も有効な寄せ方はロッドをホールドしたまま”バック”することです。これは後ろに歩くスペースのあるウエーディングならではのテクニックです。バックを始めるとGTは素直になり、向きが変わる事もほとんど有りません。そして有る程度寄せてきたら、今度はアングラーが前進してラインを巻き取ります。そして、最後はそのまま岸にズリ上げるか他の人にテイルを掴んでもらってキャッチとなります。 |
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最後に、ショアGTは一人で狙うのはいけません。特にウエーディングでは魚が大きいだけに危険も伴います。ランディングや写真撮影、リリースまで仲間の助けが必要です。信頼の置ける仲間を作り、じっくりと時間を掛けて自分自身のスキルアップをしていけば必ずキャッチできます。夢のGTですから1年やそこらでは結果は出ないと思います。5年、10年掛けても狙い続ける粘りが一番必要なのかも知れません。 |
写真・文/JGFAクラブ N.バックナー所属 天久武二